【東海】21日決勝!中京大中京投手陣VS菰野打線<春季地区大会>
2024年春季の第71回春季東海地区高校野球大会(岐阜)は21日に決勝戦が予定されている。東海各県2チームが参加して行われた大会は、ついにフィナーレを迎えることになる。 【トーナメント表】春季東海大会 結果一覧 対決するのは、愛知2位の中京大中京と、三重2位の菰野。見どころは鉄壁を誇る中京大中京投手陣と、多彩な攻撃を繰り広げる菰野打線の対決となりそう。 中京大中京は今大会2試合で失点がゼロ。加藤学園(静岡)を2投手が9回7安打無失点に抑えれば、準決勝の津田学園(三重)戦でも2投手が7回4安打無失点に抑えてコールド勝ちに貢献した。4投手の成績は以下の通り。 ★加藤学園戦 中井 遥次郎(3年)8回 122球 6安打 7三振 4四死球 田中 太久哉(2年)1回 9球 1安打 1三振 0四死球 ★津田学園戦 佐藤 爽楽(2年) 5回 83球 3安打 8三振 1四死球 安部 遼平(3年) 2回 30球 1安打 3三振 0四死球 この強力投手陣と対戦するのは、2年生が主体の菰野打線。今大会初戦から2試合連続の2ケタ安打の計21安打で15得点を奪った。初戦では3回に6得点を奪う集中打を見せると、準決勝の県立岐阜商(岐阜)戦では9回に追いつき、延長戦の末に勝利する粘りも披露。長打力だけでなく、チャンスに強い勝負強さも兼ね備えている。 3番・加瀬 大雅内野手(2年)は2試合で8打数4安打、打率.500。この4安打はすべて二塁打と、長打力を誇る。初戦の享栄(愛知)の3安打はすべて二塁打で、チャンスメークにつなげている。チーム全体でも、享栄戦の11安打中、6本は長打。本塁打こそないが、長打が放てる打線は脅威となる。4番・森 柊真内野手(2年)、5番・梶谷 大也外野手(2年)を含めたクリーンアップトリオが好調なだけに、中京大中京投手陣との対戦が楽しみになる。 中京大中京は2004年以来20年ぶり、菰野は初優勝を狙う。