「長期的な視点では確かな利点」リバプールは中断明けに遠藤航をスタメン起用か? 過密日程考慮で現地メディアが可能性を指摘「リスクではなくチャンス」
11月のインターナショナルウィーク、遠藤航はワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦う日本代表の中心選手として大きな存在感を放っている。そして、中断明けとなるプレミアリーグ再開後の初戦において、シーズン初スタメンを予想する声も上がっているようだ。 【動画】マンCとの大一番で際立ったパス! 遠藤航の決定機創出シーン 英サッカーサイト『OneFootball』は現地時間11月16日(日本時間17日)、過密日程が続くリバプールで、遠藤のサウサンプトン戦での先発起用の可能性に言及している。 11月24日に開催の第12節よりプレミアリーグは再開、リバプールは敵地で現在最下位のサウサンプトンと対戦する。その後、ミッドウィークとなる27日にチャンピオンズリーグのレアル・マドリー戦を迎え、さらにその3日後にはリーグ13節マンチェスター・C戦と、強豪クラブとの対戦が続く。 『OneFootball』では、サウサンプトンとのゲームでの遠藤のスタメンを予想し、「長期的な視点で考えるとこれには確かな利点がある」「エンドウの起用はリスクではなくチャンスだ」と主張。そのゲーム以降、短期間でのビッグクラブとの対戦を前に、他の主力選手を休ませる狙いであるとして、「負担の少ない試合でエンドウを起用するのは賢明であり、むしろ必要だ。リバプールの中盤の厚みを活かし、賢くローテーションを回すことで、あらゆる大会での成功を目指すチャンスが広がる」と見通している。 さらに、現在の遠藤のパフォーマンスについても、「出場機会は限られているものの、彼のクオリティは明らかだ。サウサンプトン戦では、彼の中盤の要としての能力やボール保持を活かして試合をコントロールできるだろう」と太鼓判を押した。 同メディアは、シーズン開幕以降、中盤で常時出場を続けるアレクシス・マクアリスター、ライアン・フラーフェンベルクの疲労なども考慮した上での遠藤先発を訴えており、「常々、『目の前の試合が大切』と語るアルネ・スロット監督も、今回はローテーションを重要視するはずだ」などと綴っている。 リバプールは中断期間が明けると、年末まで中2日~3日で各種公式戦を戦う。厳しい日程を乗り越える上では、綿密なローテーションが不可欠だ。シーズンも中盤戦へと向かう中、これまで以上に遠藤のプレーを目にする機会も増えていくことになりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]