PS5の累計販売台数は「5920万台」を突破。ソニーの決算発表で明らかに。『HELLDIVERS 2』が期待を⼤きく上回るヒット、今後のゲーム&ネットワークサービス分野は過去最⾼益を更新することを計画
ソニーグループは2023年度の決算を発表し、そのなかでPS5の累計販売台数は5920万台となっていることを発表した。 『ソニー』画像・動画ギャラリー ソニーは、グループ全体の2023年度の連結売上⾼は13兆208億円となり、過去最⾼を更新した。 ゲーム&ネットワークサービス分野では、2023年度の売上⾼は、主にサードパーティー・ソフトウェアの増収や為替の影響により、前年度⽐17%と⼤幅増の4兆2677億円となった。営業利益は、増収効果などにより、前年度から402億円増の2902億円となる。 PS5の販売台数は、前四半期では450万台、2023年度通期では2080万台となり、3⽉末でのPS5累計販売台数は5920万台となった。これは値下げを実施した同期間のPS4の累計販売台数6000万台に近い⽔準となっている。なお、当年度のPS5販売台数は1800万台程度と⾒込んでいるとのこと。 またソフトウェアでは、2⽉に発売した『HELLDIVERS 2』が期待を⼤きく上回るヒットとしており、発売から5⽉初旬までの12週間での累計販売本数は1200万本と、PS5向けとPC向けの合算で、2022年に発売した『God of War ラグナログ』の発売後同期間での記録を上回っていると評価した。 『HELLDIVERS 2』は、PC向けソニータイトルとしても過去最⼤のヒットとなっており、マルチプラットフォームのタイトルとして、前四半期の収益にも⼤きく貢献していると評価した。 『HELLDIVERS 2』がライブサービスゲームであることを踏まえて、6⽉4⽇にBungieから発売する拡張コンテンツ『Destiny 2 : The Final Shape』や、『Concord』などのライブサービスゲームの成功にも期待しているとした。 PS5の普及拡⼤と『HELLDIVERS 2』やサードパーティーのフリートゥープレイタイトルのヒットなどにより、3⽉のプレイステーション・ネットワーク全体の⽉間アクティブユーザー数は、前年同期⽐9%増の1億1800万アカウントと、⾼い⽔準を維持している。 PS全体の総プレイ時間については、3⽉単⽉で前年同⽉⽐15%増、第4四半期全体としても、コロナの巣ごもり需要が⼤きかった2020年度に次ぐ、史上2番⽬の記録となった。 PS5の世代では、巣ごもり需要の影響や買収関連費⽤などによりトレンドが⾒えにくくなってはいるものの、PS5発売当初から、⾼い⽔準で、より安定した利益成⻑を継続していると評価している。 またこれからについてはコンソールサイクルの後半を迎え、PS5の新規販売台数は徐々に減少していくと⾒込んでいるものの、継続的に増加するアクティブユーザー数とユーザーエンゲージメントを着実に維持・拡⼤、コスト・コントロールもすることで、PSプラットフォームの収益は、今後も着実に伸ばしていけると考えているとのこと。 PSプラットフォームの安定した収益基盤に加えて、近年、積極的に強化しているファーストパーティー・ソフトウェアの売上を拡⼤することで、第5次中計期間において、ゲーム&ネットワークサービス分野は過去最⾼益を更新することを計画している。
電ファミニコゲーマー:福山幸司
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