安倍晴明、まさかの『源氏物語』誕生をアシスト? ラストの展開にSNSも大盛り上がりに【光る君へ】
「安倍晴明」ルートだとは…『源氏物語』爆誕カウントダウン
そんなメンタルボロボロな道長くんに、今回もまた怪しいメンターのような役割を果たしてくれたのが安倍晴明だ。冒頭では、道長の寿命10年と引き換えに、命がけの雨乞いを決行。 その条件に、SNSでは「この悪魔との契約感大好きだわ」「兄たちや詮子の死をみている道長にとって、寿命十年は重い。だからこそ晴明も身を賭して修法する」「単なる即物的な損得ではなく、相手の覚悟を汲み取って、そこに価値を見出す辺り、実に晴明ですな」などの言葉が。 さらに今後の身の振り方を相談しに来た道長に「今心に浮かんだ人に会いに行けばいいよ」という、押しすぎて飛んでくんじゃないかぐらいに、力強い一押しを。 これにも「それは、まひろのことですか? そうですよね??」「晴明さんんん、見抜いてるううう」「やはりこの二人は結びつく運命にあるのですね」「まひろが後光を背負うイメージ」「まひろに会いに行けちゃう理由が見つかったー! ヤッホー!」と、晴明のGJぶりを称えるコメントが相次いだ。
まひろが物語を書くことに目覚めた時点で、もう『源氏物語』爆誕カウントダウンに入ったのは確実だったけど、そこから道長とのつながりを作るのが、安倍晴明ルートになるとは思ってもいなかった。てっきりまひろの旧友でもある倫子様ルートかと思っていたが、今回も雨乞いを見事に成功させるなど、ペテン師なのかマジの超能力者なのかが読めない晴明に導かれる方が、「避けられない運命」感が強くなるのは確かだ。 そうして晴明に言われた通り、将来彰子と自分の運を切り開くまひろに会いに来た道長。さあソウルメイトの再会! ここからドラマが大きく動くよ!! と期待を高めたところで、またしても来週は放送休止とは・・・NHKはまひろと道長が劇的な再会を果たしたときに限って、休止をはさんで視聴者を極限までじらしてるんじゃないか? という疑惑が湧いてくるが、ここはオリンピックの結果も楽しみつつ、心をしずめて待機しておこう。 ◇ 『光る君へ』はNHK総合で毎週日曜・夜8時から、NHKBSは夕方6時から、BSP4Kでは昼12時15分からスタート。次週の8月11日は、パリ・オリンピックのため放送休止。8月18日放送の第31回「月の下で」では、まひろが道長からの願いと、周囲の才女たちからの影響を受けて、ついに新しい物語を記し始めるまでが描かれていく。 文/吉永美和子