ジオ・フィナンシャル・サービシズ

（ブルームバーグ）： インドの資産家ムケシュ・アンバニ氏が経営権を握るジオ・フィナンシャル・サービシズは、ドイツの保険会社アリアンツとの提携に向け協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

現在インドに持つ保険合弁２社からの出資引き揚げを探っているアリアンツは、損害保険と生命保険の合弁会社をジオと新たに設立すること検討している。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。協議は初期段階で、双方が計画を進めないと決める可能性もあるいう。

ブルームバーグは22日、アリアンツがバジャジ・フィンサーブとのインド合弁企業２社について、合弁関係を解消する方向で協議していると報道。これを受け、バジャジは「アリアンツは戦略上の優先事項を考慮し、生命・損害保険合弁事業からの撤退を積極的に検討しているとバジャジに伝えた」とするコメントを出した。

ジオの広報担当者は臆測にはコメントできないと述べた上で、自社に関し「何らかの重大な進展があった場合、規定に従い必要な開示をこれまで通り継続的に行う」と説明。アリアンツの広報担当者（ミュンヘン在勤）は、市場のうわさについてはコメントしないと語った。

原題：Ambani’s Jio in Talks With Allianz for Insurance JVs in India　（抜粋）

(c)2024 Bloomberg L.P.