山本由伸が右上腕張りでIL入り 長期離脱なら12年総額465億円の契約に影響も
◆米大リーグ ドジャース―ロイヤルズ(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・山本由伸投手(25)が16日(日本時間17日)、15日間の負傷者リスト(IL)に入ることが決まった。試合前にロバーツ監督が明かした。精密検査の結果はまだ判明していないと言うが、指揮官は「まだ今季の最も重要な時期ではない。彼の状態が最も重要だ。IL入りすることでリセットすることが出来る」と説明した。 山本は前日15日(同16日)の本拠地・ロイヤルズ戦で先発したが、右上腕三頭筋の張りを訴えて2回28球、1安打無失点ながら降板。試合後には「今週(右腕の張りを)多少感じていて、状態がすごくよくなったので、登板することになったんですけど、少し気になりながらの登板だったので、投げている中で少しずつ張りが強くなっているのが分かったので、早めにコーチ陣に言って交代させてもらいました」と説明していた。 二刀流の大谷を除くと、メジャーリーグの投手史上最高額の契約となる12年総額3億2500万ドル(約465億円=契約発表時のレート)でドジャース入り。1年目の今季はここまで、14試合に登板して6勝2敗、防御率2・92の成績を残していた。 診断結果は判明していないが、長期離脱になった場合は、契約内容に影響を及ぼす場合がある。山本の契約には29、31年後に契約破棄条項(オプトアウト)を行使することができるが、29年までに右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けるか、右肘故障で134日以上連続で負傷者リスト(IL)に入った場合は、オプトアウトが31、33年終了後となる。
報知新聞社