【すでに3万2000本のヒット】「新江ノ島水族館×Wpc.」のビニール傘があまりの美しさに全国発売へ!開発秘話も
2020年あたりから増えてきた、おしゃれでかわいい、大人も持てるビニール傘。今年も素敵なビニール傘がたくさん登場していますが、私が惹かれたのはクラゲと魚が描かれた、“えのすいコラボ”の傘。なんでしょう、この清涼感! この傘を差したいあまりに雨が降ってほしいと願うほど(笑)。そんな“えのすいコラボ”の傘について、作り手である傘ブランド『Wpc.』さんにお話を伺いました。 【写真11枚】イワシトルネードやふわふわ漂うクラゲが美しい…新江ノ島水族館×Wpc.の「コラボ傘」をはじめとする人気のビニ傘を写真で見る!
2023年は「クリームソーダアンブレラ」、2024年は…?
去年は、「クリームソーダ」を模した「クリームソーダアンブレラ」が大ヒット。「1万本売れたらヒット」と言われる傘業界の中で、「クリームソーダアンブレラ」は現在も躍進を続け、もうすぐ累計販売数30万本を突破すると言われています。この「クリームソーダアンブレラ」を作ったのが、傘ブランド『Wpc.』でした。
水族館職員さんたちのある“習慣”から生まれたデザイン
その『Wpc.』が、神奈川県にある『新江ノ島水族館』とコラボして誕生したのが、今回、ご紹介する傘です。「『新江ノ島水族館』から“生き物たちをイメージした傘を作りたい”とお声がけをいただいた」ことから、傘作りが始まったと言います。 この傘を企画した『新江ノ島水族館』商業チームの人たちから、朝晩、水槽の中の生き物たちに「おはよう」、「おやすみ」と声をかけるという水族館ならではの“小さな習慣”があるという話を聞き、そこからインスピレーションを得た『Wpc.』の担当者が「おはよう」と「おやすみ」、2つの傘を作り上げたそうです。
朝をテーマにした、「おはよう、大水槽」の傘
朝をテーマにした「おはよう、大水槽」は、『新江ノ島水族館』内、最大規模となる「相模湾大水槽」を泳ぐ魚たちをイメージ。傘の中央を彩る“イワシトルネード”がデザインのポイント。
夜がテーマになった、「おやすみ、クラゲ」の傘
対して「おやすみ、クラゲ」は夜がテーマ。ふわふわと漂うクラゲが美しい、水族館内の「クラゲファンタジーホール」をモチーフにデザイン。江ノ島の海で発見された新種の「ワタボウシクラゲ」もデザインされています。
リクエストに応えて、今年の4月から全国発売へ!
“えのすいコラボ”の傘がデビューしたのは昨年、2023年の6月末。当初は『新江ノ島水族館』のオンラインショップと、水族館内にあるミュージアムショップ「メインショップ」のみの販売でした。ところが「X(旧ツイッター)」を中心にSNSで話題となり、「全国で発売してほしい」という声が数多く集まったことから、今年の4月に全国で販売を開始。ちょうど今年は『新江ノ島水族館』も『Wpc.』も20周年を迎えた節目の年でもありました。