【値上げ】新潟市24年ぶり 水道料金を値上げへ 人口減少時代の水道事業 課題とは ≪新潟≫
私たちの生活に欠かせない「水道」。 いま全国で水道料金の値上げが相次いでいます。新潟市も来年1月に24年ぶりに水道料金を値上げします。 背景には水道事業が直面している深刻な課題がありました。 【動画】全国で相次ぐ水道料金の値上げ 新潟市でも24年ぶりの値上げへ
■水道事業は赤字が継続か
水道事業にかかる費用は主に私たちの水道料金で賄われています。 人口減少により料金収入は年々減少、一方で物価高などを背景に維持費や工事費は年々増大。 このままだと赤字が継続する見通しです。
■ひとつの工事で1億円以上 水道管の入れ替え
支出の中で大きいのが老朽化した水道管の入れ替えです。 一つの工事で高いものだと1億円以上かかるといいますが、いま新潟市は、水道管の交換に迫られているといいます。 その理由が……
■老朽化を放っておくと?
古い水道管を放っておくとどうなるのでしょうか 大阪府箕面市では去年、埋められた水道管が破裂・・・。 この水道管は埋められてから50年が経過していました。 (写真提供:視聴者)
■求められる耐震化
老朽化した水道管の交換とともに求められているのが耐震化です。 1月の能登半島地震で石川県では水道管にも大きな被害が出て漏水が多発しました。
■「耐震化されていなかったことが、被害が大きくなった原因ではないか」
〈新潟市水道局 川瀬悦郎技術部長〉 「古い管がいたるところで抜けたり、割れたり」 「ここまでひどく地震による被害が目に見えて見える地震は初めてでした」 現地で水道復旧に携わった新潟市水道局の川瀬悦郎技術部長です。 「施設・水道管の多くが 耐震化されていなかったのが、被害が大きくなった原因ではないか」と話します。