森達也監督 初の劇映画「福田村事件」11月15日から台湾で劇場公開
オウム真理教の信者たちの日常を追ったドキュメンタリー映画「A」や続編「A2」などで知られる森達也監督(68)の初の劇映画「福田村事件」が11月15日から台湾で劇場公開される。 関東大震災の混乱の中で実際に起こった虐殺事件を題材にした作品。日本では関東大震災から100年にあたる2023年9月1日に全国公開されて約20万人を動員。日本アカデミー賞の3部門(作品、監督、脚本)で優秀賞に輝き、釜山国際映画祭ではアジアの新人監督に贈られるニューカレンツ賞を受賞。今夏開催された台北国際映画祭でも大きな話題を呼び、劇場公開につなげた。ちなみにタイトルは「福田村事件 September 1923」で、台北(7館)、桃園(3館)、南部(3館)、東部(1館)の各エリアの映画館で上映される。 公開を記念して統括プロデューサーの小林三四郎氏(66)によるトークショーが台北エリアの劇場「光點華山電影館」で11月14日と17日の2回行われる予定だ。