「維新vs公明」初の全面対決 大阪では維新完勝 首班指名は「石破」?「野田」?
■首班指名で「石破」と書くのは難しい 「数合わせで選ぶつもりはない」
【共同通信社 編集委員太田 昌克さん】「次の首相を国会で選ばなきゃいけないですけれども、おそらく一回目は維新の代表のお名前をお書きになると思う。 しかし、決選投票では、恐らく石破vs野田になってきますよね。国民の半数が『ノー』を突きつけた石破茂と決選投票でお書きになれますか?」 【日本維新の会 藤田文武幹事長】「それは難しいと思いますね」 【共同通信社 編集委員太田 昌克さん】「やはり違う選択肢を選ばれるということですね」 【日本維新の会 藤田文武幹事長】「選挙をそれぞれの政党がそれぞれの主張で戦いました。立憲さんにも大変僭越ながら、こういうところが立憲さんと我々は違い、立憲さんがダメなところであると主張しましたし、それから自民党に対してさらに強い口調で、政治とカネの問題について、追求もしてきました。 そういったところで、数合わせで『こちらの方が有利か、それはこっちの方が』といわゆる高く買ってもらえるのかみたいな気持ちで、どちらがいいかと選ぶつもりはありません。 我々は今回の選挙で、政治とカネの問題は決着をつけることに加えて、現役世代の負担を下げていこう、そのために改革をやっていこう、その手法も細かく提案もしてきました。 ですから、そういったところの合意なくして国のトップを決める首班指名でどちらかにつくということは、私達は少し票が減りましたが、強く賛同してもらい、票を入れていただいた皆さんに失礼だと思いますから。 そこは安易に決められないことだと思いますし、もちろん両党からすでにお声掛けはいただいていますから、拒否することなくしっかりと向き合ってお話したいと思います」
【共同通信社 編集委員太田 昌克さん】「仮に石破さんが退陣して、別の新総裁が現れたら、自民の新総裁を首班に推す選択肢はありますか? 」 【日本維新の会 藤田文武幹事長】「 自民党の今の顔が石破さんだから難しいと申し上げているのではなく、自民党がどのような政策をやるか。前の岸田総理と文章まで交わして文通費を改革すると約束しましたが、簡単に反故にされました。 この件と政策活動費の中で現金を裏で配りまくっていると言われてきた政治を獲得目標に辞めたいということで、10年後という交渉をしたわけなのですが、国民の皆さんに理解されずに、しかも最後私たちは梯子外されて反故にされたことは、私が交渉担当者だったので本当に責任を感じています。失敗だったと反省をしています。 これは私の未熟さで、維新の先輩方も騙されたことありましたが、党の幹事長を担わせてもらって、一番矢面に立つ立場でこういうことがあったのは今回の選挙における支持率の低下の大きな要因になったと責任を感じています。 こういう世界ですから、とにかく口約束や署名に変えても裏切ってきた自民党に対して私は厳しく徹底的に接すると思いますから、顔が変わって、優しい顔の方が出てきたらこうだとか、厳しい顔の方が出てきたらこうだとか、そういう判断基準では全くないと申し上げておきたいと思います」