センバツ2024 組み合わせ抽選会 報徳、初戦は愛工大名電 5日目第3試合 /兵庫
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会が8日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールであった。報徳学園は大会5日目の第3試合(22日午後2時開始)で愛工大名電(愛知)と対戦することが決まった。大会は西宮市の阪神甲子園球場で18日開幕する。【稲田佳代】 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち ◇「最少失点で勝利を」 報徳学園は間木歩主将(2年)がくじを引いた。対戦相手の愛工大名電は12年ぶり10回目の出場。公式戦では2018年夏の甲子園3回戦で7―2で勝利して以来の対戦で、練習試合も3年前が最後という。間木主将は「相手は投手力が高く走塁もいいと記事で読んだ。報徳と似たチームで接戦になりそう。1点の重みを理解して最少失点で勝ちたい」と意気込んだ。 同じブロックには、大阪桐蔭や常総学院など春夏の甲子園で優勝経験のある強豪校がひしめく。大角健二監督は「前回センバツも激戦ブロックだったが、堀(柊那前主将)は『良いブロック』と頼もしかった。今年も選手を信じたい」と話した。 ……………………………………………………………………………………………………… ◆愛工大名電 ◇05年春優勝、22年夏8強 1912年に「名古屋電気学講習所」として創立された私立校。60年に名古屋電気工高、83年に現在の愛工大名電高になった。 野球部は55年に発足し、これまで甲子園に春9回、夏15回出場。2005年春に優勝し、22年夏は8強入りした。OBには米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチローさんやソフトバンク元監督の工藤公康さんらがいる。倉野光生監督はコーチ時代を含め計42年間、指導している。 卓球やフェンシング、ダンス、ロボットなどを作る「メカニカルアーツ」の各部も全国大会で活躍している。 〔神戸版〕