「討ち入りじゃ」「徳政令」「来年7月5日何か起きる」史上最多52人の政見放送スタート
東京都知事選(7月7日投開票)の政見放送が24日午前、首都圏のNHK総合で始まった。立候補した56人のうち申し込んだ52人を1人当たり最大5分30秒で計2回、7月4日まで計9日間放送する。放送時間は計約11時間で、計4時間18分かかった令和2年の都知事選の〝最長記録〟の約2・5倍に上る。 【表でみる】東京都知事選の立候補者一覧 6人の候補が放送された初回は、時間配分を間違えて30秒残してしまった候補や「討ち入りじゃあ、出陣じゃあ」と気合を入れる候補、「人類史上初となる徳政令」の実現を強調する候補、「来年7月5日に何かが起こる」と予言する候補らがいた。各候補の訴えの概要を放送ごとに紹介していく。(年齢はいずれも投開票日現在) ■政治団体「(略称)土頭を働かし最高裁裁判官5人を弾劾する党」代表の古田真氏(77) ・軽減税率と消費税率の5%引き下げ ・江戸城再建 ・都知事選の改革(供託金300万円撤廃、インターネットを使った予備選の導入) ・お天道様が見ている社会の実現 ・ATMの還付金詐欺対策 ■無所属の加藤健一郎氏(74) ・日の丸インターネット構築、ネットトラブル専門の裁判所の設置 ・世界中で力を誇示する中国人男性の性格改造チームの設置 ・台湾と尖閣諸島(沖縄県石垣市)の中国割譲 ・立川市に日中交流センター開設 ■無所属の牛窪信雄氏(51) ・ベーシックインカムを導入し、都民に毎月10万円支給 ・不要な公共事業は削減 ・港区を暗号資産の経済特区に指定しグローバルなフィンテック企業を誘致 ・性風俗や水商売などナイトワークの健全化 ■無所属の内藤久遠氏(67) ・命を大切にする都市(悩み相談の電話開設など) ・環境先進都市(水素ステーションの増設など) ・防災都市(ライフライン公営化など) ・食料自立(農林水産業振興など) ・都市の過密と地方の過疎の緩和 ■政治団体「未来党」副代表の木宮光喜氏(71) ・徳政令であるゲサラ法を実現