応募資格がなかった堂本光一（右）、丁重にお断りした佐藤勝利（左）

　timelesz（タイムレス）の佐藤勝利が9日、東京・帝国劇場で行われたミュージカル「Endless SHOCK」の開幕記念会見に出席。中島健人の卒業後、4月1日にグループ名をtimeleszに改名し、新メンバーオーディション開催を発表するなど、環境が激変した佐藤は、現在の素直な思いを明かした。この日は、主演の堂本光一、中村麗乃、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里、島田歌穂も来場した。 【画像】「SHOCK」終幕へ…堂本光一＆佐藤勝利＆中村麗乃らカンパニー集合 　変化の只中にいる佐藤は「グループ名もそうですし、メンバーのこともそうですし、変わったことはいっぱいあるんですけど、変えてはいけないことも大事にしたいなと思っています」と心境を吐露。「光一くんの背中を追い続けて感じた」こともあり、「応援してくださっているファンのみなさんに楽しんでいただく気持ち。その一点を大事にしています」と力を込めた。

　timeleszの新メンバーになれないかとSNS上で打診メッセージを送っていた堂本は、「応募資格があるのかと思ったらなかったです。芸歴だけでも（応募資格の）年齢を超えていました。30歳までなので」と苦笑いすると、佐藤は「レジェンドですから。恐れ多いです」と恐縮。堂本が「意外と赤いバラも似合うぜ。帝劇でバラ風呂に入ったよ」と猛アピールするも、佐藤は「でも、すご過ぎますから。僕たちが学びたいですから」と丁重に断った。

　そんな佐藤をはじめ、後輩に対して「新しいことに挑戦してすごいなと思います。それぞれのグループが、それぞれで考えてやっているところですからね。頼もしいです」と真面目なコメントもする堂本だが、最後は改名後のグループ名は「『セーフティーゾーン』だと思っていた」とおちゃらけて、会場の笑いを誘った。

　2000年11月初演の「MILLENNIUM SHOCK」以来人気を博している「SHOCK」も、今年11月で終幕を迎える。2022年から同シリーズに出演している佐藤は「初めて観たエンタメが『Endless SHOCK』でした。15歳ですね。そのときは右も左もわからず、何かできたわけでもないんですが、そこから光一くんに憧れて、この『Endless SHOCK』ラストイヤーで光一くんと役として肩を並べるライバル役をやらせていただけることは本当に光栄なので、一生懸命頑張りたいと思います」と意気込んだ。（錦怜那）

「Endless SHOCK」は4月11日～5月31日まで帝国劇場にて上演（本編・スピンオフ「Eternal」同時上演）7月～8月に梅田芸術劇場メインホール、9月に博多座、11月に帝国劇場で上演予定