幾田りら×あの、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』で衝撃のダブル主演!
映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』の前章が3月22日公開される。主役の声を演じる幾田りらとあのに訊いた。 【写真を見る】幾田りらとあのをシューティング(全12枚)
幾田りらとあの、ふたりの声が『デデデデ』には欠かせない
幾田りらとあの、まさに現代を代表するアーティストであり、ポップアイコン。話題作りのためのキャスティングだと思った。だが、映画を観はじめて10分程度で、そんなうがった考えを持った自分を恥じることになった。ふたりの声は、キャラクターと見事に同化。より立体的に登場人物の“いきざま”を感じさせてくれた。 その作品とは、浅野にいおの原作マンガをアニメーション化した映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(通称デデデデ)。ふたりが演じたのは主役の小山門出(幾田りら)と中川凰蘭(おんたん・あの)だ。 「原作を読んだときは、最初の1ページ目から絵の美しさと迫力に驚きました。人の表情や背景まで細かく描き込まれていて、どんどんのめり込んでいきました。門出の声ってどんな感じなんだろうといろいろ考えていたんですが、浅野先生にお会いしたとき、『素のままで門出をやってください。それがみんなの門出になるから』と言っていただいて、作り込みすぎないことを意識していました」(幾田) もともと原作が好きだったというあのは、オーデションでおんたん役を勝ち取った。 「たくさんの方がオーディションを受けられると聞いていたので、受かるとか受かりたいとかそういう気持ちはまったくなくて、ひとつの経験として。だから自信どころか、なにをすればいいのかわからない状態でした」 だが、そんな彼女の声は、制作陣に高く評価された。明るく、でもどこか危なっかしく、“なにか”を抱えたまま生きているというおんたんのキャラクターは、あののイメージと重なる部分が多い。あの本人もそれは感じていたようだ。 「おんたんはまわりにどう思われるか気にしない。その感じが僕と重なり、感情移入しやすかった。おんたんが自分以外の人のために必死で行動する彼女に尊敬の気持ちを抱きながら演じていました」