捜査2課かたり電話「身の潔白証明を」振り込み指示 姫路の男性、199万円の詐欺被害
23日午後、兵庫県姫路市の会社員の男性(47)が「詐欺事件に関与していると疑われ、現金をだまし取られた」と県警姫路署に届け出た。同署によると、男性は何者かに199万円を振り込んだといい、詐欺事件とみて調べる。 【写真】神社境内に16億円の根抵当権 急死宮司が担保に借金か 同署によると同日午前、男性の携帯電話に電話があり、「捜査2課」をかたる男から「詐欺事件の犯人があなた名義のクレジットカードを持っている」「身の潔白を証明するために指定口座に預金を全て振り込んで」などと告げられた。男性は指示に従い、同日午後、指定されたネット銀行の口座に複数の金融機関から現金を振り込んだという。 電話の後にはビデオ通話もあり、「県警警部」を名乗る男が警察手帳のようなものを見せてきたという。振り込みをした後に帰宅して家族に話したところ、詐欺だと指摘されたため、同署に相談した。