<鬼滅の刃 柱稽古編>柱稽古は終盤戦へ突入 悲鳴嶼のヤバい稽古に期待が集中「伊之助がすでに半死亡」
テレビアニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」(毎週日曜夜11:15-11:45、フジテレビ系ほか/ABEMA・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)の第六話「鬼殺隊最強」のあらすじと予告画像が公開された。第五話にて恋柱、蛇柱、風柱の柱稽古を通過して、第六話ではいよいよ岩柱・悲鳴嶼行冥(CV.杉田智和)との稽古が開始。ファンからは「あのヤバい稽古がついに始まる」「アニメでオモシロシーンどうなるのか楽しみ!」と期待の声が上がっている。これまであまり出番のなかった悲鳴嶼とはどんな人物なのか、放送前に振り返ってみたい。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】涙を流しながら合掌する岩柱・悲鳴嶼行冥(テレビアニメ「鬼滅の刃 柱稽古編」第一話より) ■ジャイアント馬場よりもデカイ! 鬼殺隊イチの大巨漢 悲鳴嶼の初登場は、柱が勢揃いしたアニメ第一期「柱合会議」でのこと。1人飛び抜けた巨漢で、「鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録」によると、身長は220センチ、体重130キロ。宇髄天元も198センチと大正時代では規格外の大男だが、それを余裕で上回る大巨漢だ。 ちなみに昭和のチビッ子たちを沸かせた東洋の巨人、ジャイアント馬場が209センチ。世界の大巨人、アンドレ・ザ・ジャイアントが223センチだ。そう考えると、もし悲鳴嶼のような巨漢が目の前にいたらどれほどの圧力を感じるか想像がつくだろう。 常にじゃりじゃりと数珠を鳴らし、涙を流しているのが印象的な男だが、これは慈悲深いから、というわけではないようだ。柱合会議のときが竈門炭治郎との初対面でもあったが、悲鳴嶼は炭治郎を見るなり「ああ…。なんというみすぼらしい子供だ。可哀想に。生まれてきたこと自体が可哀想だ」と、なかなか失礼なことを言ってのけている。 しかも裁判だというのに、炭治郎の言い分を聞く前から「殺してやろう」と処断を決めるという始末。もっとも鬼殺隊であれば鬼や鬼の関係者に情け容赦ないのは当たり前で、鱗滝左近次や冨岡義勇のように禰豆子をかばう人間の方が珍しいと言えるのだが。 ■鬼殺隊で一番強い? 日輪刀は? 柱は鬼殺隊の中で最高位の隊士たちだ。その中に序列があるのかは不明だが、「柱稽古編」の第一話では上座に座り、不死川実弥と義勇が一触即発になりかけたときは、「パン!」とただ一度手の平を打っただけでその場を収めている。そのとき起こった空気の振動は部屋全体を震わし、柱全員が目を見開き、蜜璃はギャグの顔になっているほどだった。 こうしたことから柱のまとめ役であり、飛び抜けた実力者であることは間違いないと予測できるが、ここまで一度も戦闘描写がないために、実際にどれほど強いのかはまだはっきりとはしていない。また、悲鳴嶼は鬼殺隊の剣士に欠かせない日輪刀を帯刀しておらず、オープニングでちらりと映る鎖斧が武器になるようだ。 このあたりは原作ファンには周知の部分かもしれないが、アニメではまだ未登場。「柱稽古編」では蛇の呼吸、風の呼吸の描写が驚かせてくれただけに、岩の呼吸がどのように表現されるのかはこの先の楽しみなところになっている。 ■人間捨てるしかない悲鳴嶼の稽古とは? 柱を順に巡って稽古をつけてもらう柱稽古は第六話で終盤戦に突入。蟲柱・胡蝶しのぶは参加していないので、残すのは悲鳴嶼と義勇の2人だけになる。義勇は当初不参加だったためどのような稽古内容になるのかは不明だが、宇髄によると悲鳴嶼の稽古は筋肉強化訓練。「人間捨てるっきゃねえな」というほど大変なものらしい。 第一話のそのときに見えたのは、ほぼ半死の様子でプカプカと川を流れていく隊士たちの姿。いったいどんな過酷な稽古が始まるのか。SNSでは「悲鳴嶼さんの稽古はだいぶヤバいぞ」「少しだけ映った伊之助がすでに半死亡w」など、期待を高める視聴者のコメントが早くも続出。原作漫画ではギャグも絶妙だったため、またしても楽しい回になりそうだ。 <第六話「鬼殺隊最強」あらすじ> 伊黒と実弥の稽古を乗り越えた炭治郎は、善逸と共に山奥にあるという悲鳴嶼の稽古場へ向かう。すでに稽古を始めていた伊之助や村田と久々の再会も束の間、悲鳴嶼の厳しい稽古が始まる――。 ※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記。 ■文/鈴木康道