西田はマニラ、古賀（写真）はバンコク。代表でも〝遠距離婚〟が続いた（Ｖｏｌｌｅｙｂａｌｌ　Ｗｏｒｌｄ提供）

夫婦そろってパリ五輪出場の夢をかなえた、バレーボール男子日本代表の西田有志（２４）＝大阪ブルテオン＝と女子代表の古賀紗理那（２８）＝ＮＥＣ＝に、ＣＭ業界から熱い視線が注がれている。 【写真】西田はマニラ、古賀はバンコク。代表でも〝遠距離婚〟が続いた 日本バレーボール協会は２４日、男子代表の五輪メンバー１２人を発表。石川（ペルージャ）、高橋藍（サントリー）の２枚看板らとともに西田ももちろん名を連ねた。近日中に発表される女子の最終メンバー１２人に、主将３年目の妻が選ばれるのも間違いない。 ２人は２年前の大みそかに結婚を発表。西田が関西、古賀が関東のチームに所属するため遠距離婚が続くが、西田の公式ユーチューブチャンネルなどで定期的に仲むつまじい姿を披露している。古賀が五輪行きを懸けて今月のネーションズリーグ（ＮＬ）に臨む際、先んじて昨秋にパリ切符をつかんだ西田は「結果を出せとは言わないけど、バレーボールを楽しんでやってくれたら」と気遣いつつエール。妻が晴れて五輪出場を決めた試合後、インタビューで夫について聞かれて照れ笑いを浮かべると、夫はＳＮＳで「ありゃ？笑　首振って断ったね　期待したのにー」とのろけた。 トップアスリート同士の爽やかなカップルが、そろって五輪出場の快挙を広告代理店は放っておかない。「希少価値が大幅に上がった。定番の洗剤、シャンプーなど大手消費財メーカーのＣＭで夫婦初共演すれば話題性も高い」と分析する業界関係者は、「互いに尊敬し合う姿も消費者受けがよく、すでに起用を検討している企業も複数あるようだ」と明かす。 古賀はすでに今年５月に、持ち帰り弁当チェーン「ほっともっと」のＣＭでロッテ・佐々木朗希投手（２２）と共演。現在は単独出演バージョンが放映されているが、夫との共演も時間の問題か。最も反響が得られる五輪期間中にＣＭを流すなら、本番を控えて調整を進める大事な時間を縫っての撮影となるが、前出関係者は「難しいなら、２人のプレー映像などを交える形も考えられる」と話している。　（山戸英州）