【広島】新井貴浩監督「さすがキク!」二塁打2本で3打点&超美技のベテラン名手を絶賛/一問一答
◆JERAセ・リーグ 広島11―2DeNA(16日・マツダスタジアム) 広島は今季最多15安打で、今季初2ケタ得点の11点を奪ってDeNAに大勝した。直近の先発6戦で11三振と極度の不振だった秋山が、36歳誕生日に今季初の1番に座って2安打2四球で1打点の活躍。打率1割9分と低迷していた2番・菊池は二塁打2本で3打点と、ベテラン2人が復調の兆し。菊池は、5回2死二、三塁から後方の飛球をジャンプで好捕。ピンチを救った美技に、新井監督は「大きなプレーだった。さすがキク!」と、絶賛した。 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。 ―初回から2安打3四球で3得点を奪った 「(DeNAの先発ジャクソンとは)初対戦だったけど、みんなよく(四球を)選んだし、ナイスバッティングだったと思います」 ―今季初めて1番起用した秋山が2安打2四球1打点の活躍 「彼には経験もあるし、いろんなことを状況で考えられる選手。こっちとしては、まっさらな状態で打席に入って欲しかったので、1番にしました」 ―最近は「1番・野間」が続いていた 「ちょっと体に張りがあるということなので。本人は出られるということだったけど、こっちがストップをかけた。体の張りだけなので大丈夫だと思います」 ―次戦以降の1番は 「今日はアキ(秋山)が1番というのは決まっていた。野間が出ても出なくても決まっていた」 ―2番・菊池も二塁打2本で3打点。守備でも好守が光った 「ナイスバッティングだったし(5回の守備は)このタイミングしかないところでジャンプしているし、追い方も、さすがだなと思います。あれで捕れてなかったら2点入っているでしょ? 流れの中で大きなプレーだった。さすがキク!」 ―床田は7回2失点で今季初勝利 「1、2戦目もすごくいいピッチングをしていたけど、援護してあげられなかったのは野手も覚えているし、今日は何とか援護してやるんだという野手の気持ちが、大量得点につながったんじゃないかなと思います」 ―終盤は宇草が2年ぶり安打、石原が3年ぶり本塁打、久保がプロ初安打と若手が結果を出した 「最初から(スタメンで)いった選手も良かったし、後からいった若い選手も、すごい良いものを見せてくれた。いい1日だったと思います。こっちとしては何かあったら使ってあげたいと思っていた。石原もよく打ったし、(久保)修も初ヒットだし、宇草もいいころで打った。マティー(二俣=途中出場の打席で中飛)も当たりは悪くなかった。みんな本当に良かったと思います」 ―貧打に苦しんでチーム状態は良くなかった。大勝での連敗ストップは勢いにつながる 「なかなか、いい試合を見せてあげられないファンの方への申し訳なさはあったけど、自分自身は全然、何とも思っていなかった。なかなか点が取れない状況で、最初にあまり状態が良くない時期が来ただけと思っていた。みんなの力は、そんなものではないと自分は分かっている。なので、どんと来いと思っていた。まだ4月でしょ?」
報知新聞社