「現在も非常に悩んでいるのでは」注目集める山川穂高の去就に元西武コーチが見解「ファン、球団への想いもある」
ストーブリーグの話題が盛り上がりをみせているプロ野球。特に、大物選手の移籍が行われるFAの動向は多くのファンの関心を集めている。 【動画】橋上秀樹氏がFA戦線を考察!元西武コーチの同氏が推測する山川穂高の心中とは?中田翔の動向にも言及 シーズン中より各球団のFAによる補強の噂も伝えられてきている中、去就が注目されている選手が西武の山川穂高だ。今季は自身の不祥事により、シーズンの大半を欠場。しかし、特例でのFA資格取得となり、すでにソフトバンクが調査を行っていることや、西武が単年での契約を提示したことなども報じられている。 ファン、メディアからの注目を集めている山川の今後については、同じユニフォームを着た経験を持つプロ野球界OBによる見解も伝えられている。ルートインBCリーグ、オイシックス新潟アルビレックスBCの橋上秀樹監督が自身のYouTubeチャンネル『橋上秀樹アナライズTV』を11月10日に更新。「FA考察:野手編」と銘打たれた動画において、山川の去就などについてコメントしている。 同監督は2016年から3シーズン、西武のコーチを務めており、動画内では同じチームで過ごした際の山川の印象が語られている。 「彼は非常に律儀であり、野球に対する姿勢も熱心であると同時に向上心も高い選手」と振り返っており、山川の今季の状況を踏まえ、FA権行使に関しては「一回、踏みとどまって真剣に(残留を)考えるタイプです」と述べた。 さらに「自分のことだけを考える選手であれば、有無を言わさず宣言するのでしょうけど、西武ファンや球団に対するこれまでの想いや愛着などを考える選手ですので、現在も非常に悩んでいるのではないでしょうか」と見通している。 また、FA権行使となった場合、山川を獲得に動くと予想されるソフトバンクや、噂に上っている中日について、移籍の可能性を問われると「同じリーグの球団に移籍することで活躍もしやすいですし、両球団の本拠地を比べると、(ナゴヤドームより)PayPayドームの方が本塁打の出る可能性が高いです。もし、ソフトバンクが獲得に動いた場合は移籍が成立となるのではないでしょうか」と予想している。 加えて、ソフトバンクの補強については「来季は是が非でも勝ちたいはず。山川選手と、巨人の中田翔選手、両選手を獲得する可能性も無いとは言えない」と主張。他にも「FAや外国人選手獲得も含め、ソフトバンクが出てきた時点で、他のチームはお手上げと言われているほどです。他の球団以上に、補強費などの資金がソフトバンクは多いのかなと感じはします」として、同球団の印象も語っている。 果たして、山川が「再起」を期す球団がどこになるのか。また今オフで、いちはやくトレード補強に踏み出したソフトバンクの動向にも引き続き、ファンの視線が注がれていく。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]