政府 TSMC熊本第2工場に約7300億支援…あすの第1工場開所式で正式発表へ
政府は、半導体製造メーカー世界大手のTSMCが熊本に建てる2つ目の工場に対し、最大で約7300億円の支援を行う方針を固めた。24日、斎藤経産相が発表する見通し。 今月、熊本県菊陽町に2つ目の工場を建設すると発表したTSMC。24日、すでに建設が完了した1つ目の工場の開所式が行われ、斎藤経産相も出席する。 関係者によると、政府はこの開所式で、2つ目の工場に対し、1つ目の工場への支援額を大幅に上回る、最大約7300億円の補助金を投入することを正式に発表する見通しだ。 政府はこれにより、1つ目の工場と合わせ、熊本のTSMC工場に最大で約1兆2000億円の支援を行うことになる。巨額の支援で、自動運転などに使われる「先端半導体」の国内での製造基盤を固めたい考えだ。 TSMCをめぐっては、今月トヨタ自動車は、熊本に建設される2つ目の工場に新たに出資することを発表したが、「日本政府からの支援が前提」としていた。 2つ目の工場は、2027年末までの稼働を見込み、第1工場が製造するよりもさらに先端の半導体を製造する計画となっている。