髪の長さを事前に伝えるべき?あるヘアスタイリストの悩みに賛否両論
アメリカで働くあるヘアスタイリストが投稿した、「スタイリングの際に髪の毛が長い人は事前に申告をしてほしい」という内容の動画。それがきっかけとなり、顧客は自分の髪がどのくらい長いかを事前に伝える必要はあるのか、という議論を巻き起こしているよう。 【動画】ヘアスタイリスト、ヘザー・バラムさんがTikTokに投稿した動画
今回注目を集めたのは、 アメリカの南カリフォルニアに住むヘアスタイリスト兼メイクアップアーティストのヘザー・バラムさんがTikTokに投稿した体験談。 11月5日(現地時間)に投稿され、2000万回以上※11月20日時点再生されているヘザーさんの投稿には、結婚式のためにスタイリングをする彼女の姿が映っています。この時ヘザーさんは、複数人のブライズメイド(花嫁付添人)のヘアセットをする依頼があったのだそう。 腰まで伸びた長い髪の女性をスタイリングしながら、「特別に長い髪の人やエクステを使用する予定の人は、事前に知らせてほしい」と主張したヘザーさん。そうすれば、時間配分をもっとうまくできるからだと言います。 動画に写る髪の長い女性のセットをするのに45分しかない中で、ヘザーさんは39分でナチュラルなスタイルを完成させました。そしてこれを見た多くの人は、彼女の仕事ぶりを称賛! また、超ロングヘアであることを知らされていなかったヘザーさんに同情する声も。 一方で、「私だったらあえて伝えなきゃ、とは思わないかも」という正直な意見も。ミスコミュニケーションを防ぐために、事前アンケートを記入することを提案した人もいました。
事前のコミュニケーションを改善へ
ヘザーさんはその後<ビジネスインサイダー>のインタビューで、今回の件は「100%、自分の責任である」と答えています。それは事前の契約書に通常は含まれている、髪の毛の長さなどに関する項目が含まれていなかったから。「含まれていると思ったけど、改めて確認をしたらなかった」と述べています。 さらに「今回のような場合、顧客に非があるとは思わない」と指摘。特に結婚式の厳しいスケジュールの中で、ヘアスタイリストが何を準備すべきかを確実に把握することは、スタイリストとクライアントの「共同責任」であると信じているとも説明しました。 しかし最終的には、「仕事をやり遂げることができるかどうかは、自分の責任」だとも答え、思わぬハプニングにも対応してきた誇りをにじませました。