「ボールを優しく扱ってゴール隅へ」 三笘薫の決勝弾を現地メディアが称賛! クラブも「なんという走り、なんというフィニッシュ!」
現地時間11月23日に行なわれたプレミアリーグ第12節で、ブライトンはボーンマスを2-1で下して2連勝を飾り、5位に浮上している。 【動画】「美しいフィニッシュ!」三笘が追加点をゲット! 「シーガルズ」は開始4分、ジョルジニオ・リュテールの強烈なシュートを相手GKがセーブしたところをジョアン・ペドロが反応良く詰めて先制し、幸先の良いアウェーマッチのスタートを切ると、後半開始から4分後にもゴール前に走り込んだ三笘薫にJ・ペドロのスルーパスがぴったり合って加点。その後、59分にカルロス・バレバが2度目の警告を受けて数的不利を負い、アディショナルタイムに失点を喫したものの、最後までリードを守り切った。 三笘は的確な相手DFラインへの走り込みで、第1節エバートン戦以来今季2得点目。90分間で記録したスタッツは、ボールタッチ39回、シュート1回、パス29回(成功24回)、ドリブル2回、空中戦1回(勝利)、タックル3回、クリア1回ということでプレーに絡む機会はあまり多くなかったものの、少ないチャンスをモノにして決勝点を挙げ、殊勲者のひとりとなっている(データ専門サイト『WhoScred.com』より)。 クラブはSNSで彼のゴールを「なんという走り、なんというフィニッシュ!」と賛辞を贈り、公式サイトでは「J・ペドロは絶妙なパスを放ち、オンサイドぎりぎりで抜け出した三笘の足元へと通した。そして三笘は右足でカーブをかけ、GKケパ・アリサバラガの手をかすめるようにファーポストの内側へとシュートを放った」と伝え、また先制ゴールについても「全ては、ペルビス・エストゥピニャンが前方にボールを送り、それを三笘が軽くはたいたところから始まった」と、背番号22の関与を強調した。 現地メディアの評価を見ると、日刊紙『Daily Mail』は「J・ペドロの完璧な弧を描いてのパスは、三笘の進路にぴたりと合い、日本人選手は身体を開きながらボールを優しく扱い、ゴール隅へと流し込んだ」とゴール場面を報じるとともに、10点満点の採点ではチーム2番目となる「7」を三笘に与え、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』も同じく「7」、英国公共放送「BBC」では視聴者による採点でこちらもチーム2番目の「8.56」という高評価が下されている。 なお、『Sky Sports』の番組では、現役時代にノッティンガム、トッテナム、ハル・シティでプレーした元イングランド代表DFのマイケル・ドーソンが「ボーンマスは序盤から勢いよく攻めたが、対してブライトンは前線の4人、リュテール、ダニー・ウェルベック、J・ぺドロ、そして三笘が活躍を見せた」と語り、以下のように続けた。 「(2点目の場面では)三笘が相手の右SBアダム・スミスの背後を抜け、左サイドからゴール前に飛び出してきて、身体を開いてボールをケパの横へ流し込んでリードを広げた。これは素晴らしいゴールだ。ブライトンはファイナルサードで非常に優れていた。チャンスを多く創ったということはなかったが、非常に効果的だった」 最後にブライトンの地元総合サイト『Sussex World』は、「ゴールを決める姿がまた見られて喜ばしい。J・ペドロからのパスを受けた後、美しいフィニッシュをゴール隅に決めた。守備での素晴らしい働きぶりもあり、このゴールに値する活躍だった」と称賛し、やはりチーム2番目となる「8」という高採点を付与している。 構成●THE DIGEST編集部
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