不正軽油を製造容疑 神戸の石油販売会社社長ら男6人を逮捕
不正軽油を製造したとして、兵庫県警保安課と尼崎東署などは19日までに、地方税法違反の疑いで、石油販売会社社長の男(61)=神戸市=や、アルバイトの男(52)=大阪府八尾市=ら男6人を逮捕した。 【写真】軽自動車に軽油を入れてはいけません 知っておきたいクルマの燃料の種類と違い 社長とアルバイトの男2人の逮捕容疑は、共謀して兵庫県知事などの承認を受けずに2021年8月~23年7月、兵庫など1府4県で軽油と灯油を混ぜた不正軽油計約1258万リットルを製造した疑い。同課の調べに社長の男は「アルバイトの男以外の人たちは共謀していない」と述べ、アルバイトの男は容疑を認めているという。 同課によると、今回の逮捕容疑分だけで軽油引取税の脱税額は約4億円に上り、他の4容疑者はタンクローリーでの運搬役として関与した疑いがあるという。 社長の男ら4人は未承認で車のエンジン用に灯油を提供したとして、5月29日までに地方税法違反の疑いで逮捕されていた。