今年こそ日本一へ!立命大パンサーズは関学相手に価値のある引き分け
滋賀県草津市にある立命館大学「びわこ・くさつキャンパス」開設30周年を記念して、6月9日、立命館大学アメリカンフットボール部パンサーズが、関西学院大学ファイターズを招き、試合を行いました。 今年こそ、王者、関西学院大学を破り、2015年以来の大学日本一に返り咲きを狙う立命館大学は、今シーズンからOBの高橋健太郎監督が就任しました。 高橋監督は、現役時代に大学日本一を争う甲子園ボウルと、日本一を争うライスボウルを2年連続で制覇したチームの中心選手でした。 【声】立命館大学 高橋健太郎(43)新監督 「私が大学4年生の時、立命館史上最強と言われているが、その時のメンバーと今のメンバーと、それほど能力の差はない。 2月から徹底的に筋トレや走りものをやりました。 特に4回生は、今年が一番しんどいと隠れて言っていました。(笑)」 打倒、関学のためにハードなトレーニングを積んできた立命館の新チーム。 前半は1本のタッチダウンにとどまり、関学にリードを許し折り返します。 第3Qに入っても、先に関学にタッチダウンを奪われますがそこから反撃開始。 立命館は、ランニングバックでキャプテンの山嵜大央のランプレーなどで大きくゲイン。 そしてエンドの変わった第4Q。 その山嵜が、飛び込み、執念のタッチダウン! しかし、その後、関学にフィールドゴールを決められスコアは、16対24、8点の差をつけらます。 あきらめない立命館は、試合残り、2分36秒、QBの竹田剛が魅せます。 まずは、大野光貴へ長いパスを通すと、さらに仙谷大へのパスも成功させます。 最後は有馬快音へのタッチダウンパスを決め、22対24と2点差に詰め寄ります。 タッチダウン後は、通常キックで1点を取りに行きますが、それでは、追いつけない立命館は、2ポイントコンバージョンを選択。 これが、見事に決まり、土壇場で同点! 今シーズン初戦となった因縁の対決は、立命館にとって価値のある引き分けとなりました。 【声】立命館大学 高橋健太郎(43)新監督 「春、自分が来てしんどい練習をやったよな。 それで、関学との差は確実に詰められていると思う。 自信を持っていい。 ここから、どれだけ練習を積み上げられるか、やれるかどうか、そこが、秋に勝てるかにつながる。 そこをやってほしい」 【声】立命館大学 山嵜大央 主将 「新監督に代わって、本当にしんどい練習をこなしてきたので、精神力がこの試合に出た。 個性が強いチームなので、あと半年間、ひとつにまとめあげ最高のチームを作りたい。 目標は、日本一、甲子園ボウルで関西学院大学を倒して日本一になりたい」