年末年始に総ざらい!2023年注目の経済指標「日本国内」編
「一年の計は元旦にあり」ともいう。元日を迎える前に2023年相場を占う注目のマクロ指標をおさらいしておこう(画像:shu / PIXTA)
テレビでもおなじみ、第一生命経済研究所の首席エコノミスト、永濱利廣さんが「ニュースでよく見る経済統計」をわかりやすく解説するコラムです。今回は年末年始特別編としてアメリカ・国内の注目指標についてそれぞれまとめていただきました。今回はその第2回、日本国内編です。国内経済はコロナ禍から回復しつつあるものの、2022年末時点では完全に回復したとはいえない状況です。そのため、個人消費は2023年も回復傾向が続く可能性が高いでしょう。 というのも、依然として足元のサービス支出の水準はコロナショック以前の水準と比べて9兆円程度の開きがあります。コロナショックを契機に落ち込んだ移動や接触を伴うサービス関連の支出にはまだ回復の余地があることを示しています。 つまり、2023年の株式市場を展望するうえでも、サービス消費の変化がポイントになるということです。
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永濱 利廣