中学受験シーズン到来、鉄道ファンには実はチャンス問題が多い?(前編) 地理、環境問題、計算問題…取り上げられやすい理由とは「鉄道なにコレ!?」【第53回】
言語ではないので「ハングル語」という書き方は不適切だ。また、「ハングル」と答えても文字の種類を指すため、「何語か」という質問の答えにはならない。 【問題5の解答】JR山手線 駅ナンバリングはローマ字が路線名を指し、数字が0または1から始まる通し番号で駅を表している。「JY」が表すのは「JR山手線」と答えるので十分だが、東日本旅客鉄道の通称社名を冠した「JR東日本山手線」なども正解になるだろう。 注意が必要なのは山手線の読みが「やまのてせん」でも、漢字表記は「山ノ手線」や「山の手線」ではないことだ。同じく表記が紛らわしいのは東京メトロの路線名が「丸ノ内線」なのに対し、東京駅がある東京都中央区の地名は「丸の内」と表記する。 後編では小説『雪国』に登場する「国境の長いトンネル」の正体や、一見すると「どうして答えが分かるのか?」と疑問を持たれるような設問をご紹介する。 《首都圏の中学校入試》主な日程は、1月上旬の埼玉県の学校を手始めにスタートする。千葉県では1月下旬から、東京都と神奈川県では2月1日から順次実施する。私立だけでなく、国立、公立中高一貫校も人気で、ここ数年は受験者数が5万人を超えている。試験は国語・算数・理科・社会の4教科、国語・算数の2教科での実施が主流だが、算数など1教科だけの入試を採用している学校もある。
※「鉄道なにコレ!?」とは:鉄道と旅行が好きで、鉄道コラム「汐留鉄道倶楽部」の執筆者でもある筆者が、鉄道に関して「なにコレ!?」と驚いた体験や、意外に思われそうな話題をご紹介する連載。2019年8月に始まり、ほぼ月に1回お届けしています。ぜひご愛読ください!