タイガースの"余剰戦力"に…?阪神、1軍では出番がなさそうな選手(5)たった1試合で“ファーム再降格”
レギュラーシーズンの終盤に差し掛かっている2024年のプロ野球。新規契約可能期間が過ぎ、残りのシーズンに必要な戦力が固まりつつある。その一方で、出場機会に恵まれず、余剰戦力となっている選手も少なくない。ここでは、一軍での出番が少ない阪神タイガースの選手を紹介したい。(※今季成績は9月4日時点)
榮枝裕貴
・投打:右投右打 ・身長/体重:180cm/85kg ・生年月日:1998年5月16日 ・経歴:高知高 - 立命館大 ・ドラフト:2020年ドラフト4位 プロ4年目の今季も、二軍が主戦場となっている榮枝裕貴。一軍の捕手陣は梅野隆太郎、坂本誠志郎がほぼ不動で、ファームにも中川勇斗など若手捕手が控えており、厳しい立場に置かれている。 立命館大から2020年ドラフト4位で阪神タイガースに入団。プロ1年目は右肋骨の疲労骨折を2度発症し、一軍出場なしに終わった。 翌2022年は代打で一軍デビューを果たし、プロ初安打初打点を挙げたが、シーズンの大半をファームで過ごした。 昨シーズンも、一軍定着には至らず。二軍では63試合に出場し、打率.240、2本塁打、20打点の成績で、リーグ優勝決定後には一軍でプロ初スタメンを経験したが、同年もわずか2試合の出場にとどまった。 勝負の今季だったが、オープン戦で岡田彰布監督にリード面で苦言を呈されるなど、信頼を勝ち取れず開幕二軍スタートに。長らくファーム暮らしが続いた。 坂本の登録抹消を受け、8月12日に一軍へ昇格したが、その間のスタメンマスクは全て梅野が被り、出場は途中交代1試合のみ。同21日の坂本の復帰に伴い、再び二軍降格となった。 現在ファームでは、66試合出場で打率.257、2本塁打、12盗塁の成績。一軍でさらなる出番を掴み取る為にも、さらなるアピールを示したい。
ベースボールチャンネル編集部