<吉野裕行>「怪獣8号」 怪獣9号の声に“ゾクっと”させられる理由 気持ち悪く、不快に、不安定に
「もちろん、相手のせりふは聞かないと返せないから聞いていますが、第7話で怪獣9号は、人間が自分の攻撃にどこまで耐えられるんだろう?というのを見ているわけじゃないですか。けど、そこに対象への思い、心はないかなって。ただ、現実として今起きている事象を受け止めているだけ。怪獣9号としてはある程度楽しんでいる部分もあるので、防衛隊メンバーは意識しないようにやっていました。皆さんは“チーム”という感じでしたよ。こっちは勝手に1人で湧いてきたみたいな感じですから(笑い)」
最後に、「怪獣8号」の今後の見どころを聞いた。
「怪獣9号を演じてはいますが、やっぱり隊員たちが気になります。魅力的なキャラクターが次々と登場して、見ている皆さんにもそれぞれの推しが生まれるわけですから。私が特に気になるのは、保科宗四郎。目が閉じていて、肝心な時にしか開かない。しかも、関西弁ですし、ほぼ肉弾戦に近い距離感で怪獣とやり合うでしょ。盛りすぎですよね(笑い)。絶対人気があるでしょう。今後、あのキャラクターがどうなるのか、気になりますね」
今後、怪獣9号と日本防衛隊がどんな戦いを繰り広げるのか、そもそも怪獣9号は何者なのか。吉野さんの怪演に注目したい。