渡辺明九段

　将棋界の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2024」予選Aリーグ第1試合、チーム渡辺 対 チーム広瀬の模様が5月11日に放送された。第3局では、渡辺明九段（40）が黒沢怜生六段（32）に快勝。チームメイトの元に戻ると、「カンペキだったでしょ！？」とドヤ顔で勝利を報告するかわいらしいシーンが見られた。 【映像】渡辺九段が仲間の前で見せた“ドヤ顔” 　今期はチーム名を『ジグザグ打線』と定め、山崎隆之八段（43）、岡部怜央四段（25）をドラフト指名した渡辺九段。チームにとっての初陣となったチーム広瀬戦では、第3局に登場し、黒沢六段と対戦した。 　公式戦での対戦は1局、フィッシャーでも初対戦とある両者の対戦は、角交換振り飛車の戦いに。先手の黒沢六段が積極的に攻めに出て後手陣を圧迫していったものの、ハッとするような△5七歩の一発で流れが変わる展開に。冷静な対応を見せた渡辺九段が一気に押し切り、104手で快勝を飾った。 　この勝利に、チームメイトの山崎八段と岡部四段は「プラン通り、素晴らしいですね！」と拍手でリーダーを歓迎。白星先行となる2勝目を持ち帰った渡辺九段も「作戦読みから全部カンペキだったでしょ！？」とドヤ顔を披露していた。 　気を許せる仲間に見せた嬉しそうな表情に、ファンも歓喜。「ナベご満悦」「このドヤ顔ww」「嬉しそう」「自分で言うw」「いい気分ナベ」「自画自賛していいレベルの快勝」「リーダーの仕事した」「ナべご機嫌やな」「元気なナベ見るのうれしいよ」「ナベ勝つのうれし」などの反響が寄せられていた。 ◆ABEMAトーナメント2024　第1、2回が個人戦、第3回から団体戦になり今回が7回目の開催。ドラフト会議にリーダー棋士11人が参加し、2人ずつを指名、3人1組のチームを作る。残り1チームは指名漏れした棋士が3つに分かれたトーナメントを実施し、勝ち抜いた3人が「エントリーチーム」として参加、全12チームで行われる。予選リーグは3チームずつ4リーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。試合は全て5本先取の9本勝負で行われ、対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。優勝賞金は1000万円。 （ABEMA/将棋チャンネルより）