<内山昂輝>「【推しの子】」インタビュー 複雑な姫川大輝 “演技力の高さ”をどう表現するのか?
「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「【推しの子】」の第2期が7月3日からTOKYO MX、BS11ほか35局で放送される。第2期は、アクアや有馬かな、黒川あかねらが2.5次元舞台「東京ブレイド」で共演し、新キャラクターとして劇団ララライの看板役者・姫川大輝らが登場する。姫川の声優を務める内山昂輝さんに、収録の裏側を聞いた。 【写真特集】【推しの子】第2期 内山昂輝が演じる姫川大輝
◇2.5次元とアニメの違いを表現
「【推しの子】」は、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカさんと「クズの本懐」などの横槍メンゴさんの豪華タッグが原作を手がける人気マンガで、「週刊ヤングジャンプ」で2020年4月に連載をスタートした。突然の死を遂げた天才アイドル・アイがのこした双子の兄妹の物語が描かれる。双子の妹・ルビーは母に憧れ芸能界に入り、兄・アクアはアイ殺害の協力者であろう実の父親への復讐(ふくしゅう)を誓う。
第2期からの出演となった内山さんは「【推しの子】」の魅力を「いろいろな物語が展開され、その中でもアイドルや芸能界、リアリティーショーなど現代でのエンターテインメントの裏側を垣間見るような話になっていて、興味深く読めました。横軸も面白いし、アイの殺人事件をめぐる謎という縦軸もあって、先が気になります」と語る。
内山さんが演じる姫川は、高い演技力を誇り、「東京ブレイド」では主人公・ブレイドを演じる。
「演技のうまい役者というキャラクターなので、プレッシャーを感じました。ドラマなどでも活躍し、劇団の看板が、2.5次元舞台に挑み、どう表現するのか? 難しいところです。2.5次元の舞台のけいこ、本番の様子も描かれるので、姫川を演じ、さらに姫川が演じるブレイドを演じ……と考え出すときりがないところもあります。どう違いを見せていくのか? 原作を読んだ際も複雑な作品だと思っていましたが、アフレコが始まると改めて、本当に入り組んだ構造の作品だと感じています」