男子100メートルは坂井隆一郎&東田旺洋が五輪切符 400メートルリレーで柳田大輝&桐生祥秀が代表入り/陸上
日本陸連は4日、26日に開幕するパリ五輪の日本代表内定選手を発表した。この日発表されたのは、男子20人、女子8人。4日以前に内定した選手と合わせ、陸上の日本代表内定者は51人となった。なお、今後も内定者が出る可能性もある。 男子100メートルは、日本選手権で2連覇を達成し、五輪ランキングで逆転した坂井隆一郎(大阪ガス)と、同2位の東田旺洋(関彰商事)がともに五輪初代表入り。同ランクで、すでに内定していたサニブラウン・ハキーム(東レ)に次ぐ2番手の柳田大輝(東洋大)や、桐生祥秀(日本生命)らがターゲットナンバー内に入っていたが、日本陸連の選考要項では、日本選手権の順位が優先させるため、坂井と東田が個人種目での代表入りを果たした。 400メートルリレーのメンバーには、柳田、桐生が選出され、2大会ぶりのメダル獲得を目指す。 男子200メートルは、日本選手権優勝の鵜沢飛羽(筑波大)、上山紘輝(住友電工)、飯塚翔太(ミズノ)の3人が内定。飯塚は、日本短距離界では、朝原宣治さんに続く史上2人目の五輪4大会連続出場となる。男子400メートルは日本記録保持者で日本選手権は決勝を欠場した佐藤拳太郎(富士通)や、佐藤風雅(ミズノ)、中島佑気ジョセフ(富士通)が順当に代表入り。1600メートルリレーでもメダルの獲得が期待される。 男子やり投げは、ディーン元気(ミズノ)が、12年ぶりの五輪代表に内定。女子三段跳びでは、森本麻里子(オリコ)が同種目で日本女子初の代表入り。女子100メートル障害では、田中佑美(富士通)が初の五輪代表入りを決めた。