底引き網漁タラなど初競り「2025年10万トン水揚げめざす」宮城・石巻市
東北放送
6日、宮城県石巻市の魚市場では今年初めての競りが行われました。石巻魚市場には仲買人らおよそ300人が集まり、1年の豊漁を祈りました。そして、威勢のいい掛け声とともに底引き網漁のタラなどが競りにかけられ、市場は活気づきました。 【写真を見る】底引き網漁タラなど初競り「2025年10万トン水揚げめざす」宮城・石巻市 石巻魚市場の2024年の水揚げ量は8万6454トンで、前の年をおよそ12パーセント下回りました。一方、すべての魚の平均単価は1キロ当たり222円と、記録が残る過去25年で最高額となりました。海水温の上昇などで水揚げが減少するなか、海外の需要が高まっているということです。 石巻魚市場 佐々木茂樹社長: 「昔は海外でとった冷凍の魚は、日本の独壇場で買い付けもして国内に入っていた。今は海外勢にほとんど買い負けする」 また、イワシおよそ800トンも水揚げされました。市場では2025年は全体で10万トンの水揚げを目標に業務を進めます。
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