【阪神】来年開業の2軍新球場で芝張り開始 注目の最新鋭「虎の穴」は甲子園と同じ特注二毛作
「新虎の穴」は聖地と同じ芝! 25年3月に兵庫・尼崎市で開場予定の阪神2軍球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」の張り芝作業が、6月下旬から始まっている。「張り芝作業」とは、文字通りグラウンドに芝生を張る作業。今回は新球場の外野部分に、1軍本拠地の甲子園と同じ鳥取産の特注芝を移植する。 担当の阪神園芸・松井悠一さん(46)は「甲子園と同等の品質で保つことが、セールスポイント」と語る。西宮市鳴尾浜にある現在の2軍球場には夏用の芝のみが使用されており、冬には枯れて茶色になる。新球場は甲子園と同じく夏用と冬用の「二毛作」で行われ、1年を通して青々とした芝が見られるようになる。 具体的には、今回新球場に敷かれるのは夏芝で、10月頭ごろに冬用の芝の種をまく。それが約2週間ほどで育ち、夏芝とかけ合わせて冬にも青さをキープできるというわけだ。松井さんは「環境は甲子園と同じになる」と繰り返す。一年中景観が保たれるのはもちろん、1軍で、甲子園でのプレーを目指す若虎への追い風にもなりそうだ。