小出恵介、主演舞台でギャングスターに「ハリウッド映画の主人公みたいな気分になれそう(笑)」
「年齢を重ねていくといろんな役ができる」役の広がりを実感
アメリカと日本の2拠点生活から、今年1月に本格的に拠点を日本に移した俳優・小出恵介。2月20日には40歳の節目を迎え、改めて日本での活動に力を入れていく覚悟だ。5~6月には主演を含む3つの舞台に出演予定。7月には主演映画『愛のぬくもり』が公開される。小出にインタビューし、それぞれの舞台への意気込みや俳優業への思いを聞いた。 【写真】小出恵介 撮り下ろしカット(全5枚)
――主演舞台『ジャック・モーメント』が6月5日~9日に東京・六行会ホールで上演されます。1960年のシカゴを舞台にした、ギャングスターになってしまった青年ジャックの物語ですが、オファーを受けた時の心境をお聞かせください。 ありがたいことにいろんなオファーが続いていて、スケジュール的にできるかできないかというところから始まったのですが、台本を読んで面白そうだなと思ったので、ぜひ出演したいなと。主人公ですが、自分がたくさんしゃべるわけではないという役で、それをどう成立させられるのか楽しみです。 ――主人公ですが、あまりしゃべらない? 自分がガンガンしゃべって空気を作っていくというわけではなく、細かい会話が多いので、役としてどういう風にそこにいるかというのが問われるなと感じています。 ――台本を読んで面白そうだなと感じたのは、その部分でしょうか。 そこもですし、ハリウッド映画の主人公みたいな気分になれそうだなと(笑)。レオナルド・ディカプリオとかマシュー・マコノヒーとか、そんなイメージを勝手に膨らませていて、ハリウッドのクライム映画のような感じを楽しみたいと思っています。 ――普段の生活とはかけ離れている世界に飛び込む感じですね。 そうなんです。思い切り楽しめそうだなと思っています。アメリカのシカゴの話なので、そういう部分では自分のアメリカ生活も活かせるなと。風土というか匂いは、こういう感じだよなというのがわかるので。 ――演じるジャックはあまりしゃべるキャラクターではないとのことですが、今の時点でどのように演じようと考えていますか? 受けっぽい役ですが、肝のところでみんなを操って自分の思い通りにさせている感じがあるので、そういう駆け引きを大切にしたいなと考えています。あと、なんだかんだでみんなに好かれていて助けてもらっている役柄な気がするので、コイツだったら助けてやるよな、と思わせられる何かを見つけて役を作っていけたらと思います。