V5狙う駒大、青学大、勢いある國學院大の「3強」が軸 中大、創価大、城西大も上位有力/全日本大学駅伝
箱根予選会組の東海大、東京国際大
箱根予選会を経た東海大、東京国際大もあなどれない。関東地区選考会をトップ通過した東海大は、昨年度は全日本9位、箱根11位とシードまであと一歩。箱根駅伝予選会ではアクシデントもあって14位に沈んでいるだけに、期する思いがあるだろう。関東インカレ1部5000m3位の兵頭ジュダ(3年)や鈴木大智(同)がメンバーから外れるなか、2区の花岡寿哉(同)の走りがカギとなる。 前回は箱根駅伝予選会では14位で落選したが、全日本ではシード権を取った東京国際大。中心選手の多くが残り、今年は予選会を8位で無事に通過した。4種目で日本学生記録を持つリチャード・エティーリ(2年)が外れたが、同じ留学生のアモス・ペット(2年)に加え、前回1、3区で好走した木村海斗(4年)、佐藤榛紀(同)を同区間に配置している。 箱根駅伝シード校の帝京大も可能性を秘める。関東地区選考会で力強さを示した3、4組の4人が軸となる。山中博生(4年)は9月に10000m28分04秒54。2区でどんな走りを見せるか。 このほか、関東勢は日体大が3大会ぶり、立教大が初、神奈川大は2大会ぶりの出場となる。いずれも箱根駅伝予選会を経ており、主力選手は疲労とも戦うことになる。 直近3年は上位15校を関東勢が独占。前回は16位の大経大が国士大に31秒差まで迫っているが、今年の出雲駅伝では11位東洋大と12位京産大との差は1分22秒だった。 大経大は今年の関西地区選考会こそ3位通過だったが、力を伸ばしている大学。「関東の一角を崩す」ことが目標だ。同選考会でトップ通過の関大は前回18位のメンバー6人が残るのが強み。4大会ぶりに伊勢路に戻る京産大は、9月の日本インカレ10000mで日本人トップ(7位)の小嶋郁依斗(4年)が2区で関東勢に挑む。 國學院大出身の寺田夏生監督が率いる地元の皇学館大、青学大出身の石鍋颯一(4年)を擁して初出場する岡山大にも注目だ。 レースは午前8時10分スタート。テレビ朝日系列で生中継され、Tverでのライブ配信も行われる。
月陸編集部