【戸田ボート・SGボートレースダービー】第68代ダービー王・平本真之が今年4度目のSG優出狙う
勝負に出る。予選ラストの4日目9Rで3着の平本が12位で予選をクリアしたが、「3日目後半からターンがズレていて乗り心地が良くない」と表情はさえなかった。 52号機の仕上がりには不満を抱えており「一度、(ペラを)大幅に叩き変えたい。もともと伸び型っぽいエンジンだけど調整している途中で何かがはまれば」と準優に向けては機力向上を狙う。連続優出中(3、2着)と素性は悪くないエンジンだけに、気配一変の可能性は十分だ。 3月の当地クラシックは事故レースだったとはいえ6コースから準V。当地は優勝こそないものの「嫌いじゃない。狭いところも苦にしていない」と好相性をアピールする。 今年はSGで3優出。ただ、9月のまるがめメモリアルは優勝戦1号艇で2着と悔しい思いをした。加えてグランプリ優勝戦では2021年、昨年(ともに住之江)と転覆しており「またGPのファイナルに乗りたい」と強い思いも抱く。賞金ランク5位で出場当確ランプをともすが、年末決戦に向けてリズムを上げるためにも、今年4度目のSG優出は譲れない。 2021年の平和島大会を制した〝第68代ダービー王〟が、4枠の準優12Rで最高のパフォーマンスを披露する。(海老澤義勝)