街の問題を市民投稿→行政対応 広まる「専用アプリ」、災害活用でも期待
行政の効率化以外に、近年激甚化している地震や豪雨などの災害が起きた際の「情報収集ツール」として、MCRの活用を期待する声もある。
千葉市で情報部門の課長として「ちばレポ」の導入に携わり、現在はコンソーシアムの事務局に勤務する松島隆一さん(63)は「千葉市では現在、身の安全を守るため、災害が起きている最中にMCRでの報告は想定していないが、災害のピークが過ぎた後、どの地域でどんな被害が出ているかを速やかに把握する際には威力を発揮するはずだ」と話している。(梶原龍)