<春に駆ける’22センバツ>只見 土の上で思いっきり 動きも仕上がりも上々 富岡に遠征、県内最後の練習 /福島
18日開幕の第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に出場する只見が7日、土のグラウンドを求めて富岡町に遠征し、只見出発前に県内で行う最後の練習を公開した。 只見ナインは5日に解禁となった練習試合で1勝1敗だったことを受け、この日は午前9時から午後2時ごろまで打撃を中心に練習した。この日の富岡町は風が強く、時折肌寒さも感じたが、選手は甲子園での戦いを見据えながら、グラウンドを目いっぱい駆け回っていた。 長谷川清之監督は「選手の動きはいい。地元でできないのが大変だが、土の上での練習なので、喜びを前面に表現してやってほしい」と話し、練習試合の結果については「実戦のスピードについていけないなど、課題はやるたびに出てくるが、投手陣は思ったより腕が振れていてよかった」と手応えも口にした。 主将の吉津塁(2年)は「仕上がりはいい。相手が決まり、開幕も近づき、練習の熱は上がっている。大垣日大の左投手と機動力の対策をやっていきたい」と笑顔だった。 只見ナインは9日に甲子園に向けて出発し、大会4日目21日の第3試合(午後2時開始予定)で大垣日大との初戦に臨む。【三浦研吾】