「日本で人気」自慢が最近のトレンド!? 日本語歌詞で話題を集めた洋楽ソング4選
「尻と身長がデカい女の子が好き。ただ言ってみただけ。グラミー受賞者、ミーガン・ジー・スタリオンのような子」 これは、元々アダムがSNSにアップしていた音声。実際の台詞をもじったもので、原作で名指しされていたのは、オスカー俳優のジェニファー・ローレンスだった。
¥$(Kanye West, Ty Dolla $ign)「BOMB」
「おはようございます、こんにちは 私の名前はノースちゃん」 カニエ・ウェストことYeがタイ・ダラー・サインらとコラボした「BOMB」には、彼の子どもたちも登場している。日本のアニメやサンリオキャラクターが大好きな娘ノースは、日本語で自己紹介を披露。 厳しく批判されることが多いカニエの近作としては、子どもたちとの楽しいライフスタイルをラップするなごやかな一曲と言えるものの、やや不用意という反応も生んだ。アメリカ人アーティストによる「爆弾」の連呼と日本語の組み合わせによって「原爆投下を想起させてしまうのではないか」と国内外で指摘されている。
ちなみに、カニエは大の日本好きとして有名で、2007年作の代表作「Stronger」ミュージックビデオでは映画『AKIRA』をまるまるオマージュしている。
アヴリル・ラヴィーン「Hello Kitty」 (2013)
「みんな最高ありがとう! か、か、か、かわいい」 日本への愛情によって炎上してしまった事件も。アヴリル・ラヴィーン「Hello Kitty」は、人気キャラクター、ハローキティをテーマにした一曲。 物議を醸したのは、日本のクリエイターと制作したミュージックビデオ。アヴリル本人が原宿や渋谷をまわるポップな内容なものの、特にダンサーがロボットのように無表情だったことから「人種差別っぽい」として、北米で反発が生じていった。
悪目立ちしてしまった原因は、パンクロック歌手として知られていたのに突如EDMに変わったイメージギャップによって「日本を馬鹿にしてそう」と思われてしまったのではないか、とも指摘されている。
インフルエンサーの普及後には、SNS観光ビデオの先駆けとして再評価されるようになった。近年では、前出ロザリアも観光Vlogのような「TUYA」のビデオをリリースしている。