鮮やかにまくり差した渡邉雄朗が今年5回目の優勝/ボートレース多摩川
ボートレース多摩川の「第4回内山信二杯」は1日に最終日を迎えた。 短期決戦らしく今節は波乱が目立ち、2日目まで得点率トップだった柘植政浩、2位タイだった渋谷明憲は予選最終日に崩れて優出できず。シリーズの軸となる初日選抜メンバーからは渡邉雄朗が5枠、尾上雅也が6枠で優勝戦に駒を進めた。 絶好枠を手にしたのは、5戦4勝で予選を突破した藤山翔大。伸びに関してはトップクラスと言い切れるほど快速で、一番人気に推された。 優勝戦は枠なり3対3の進入から、ダッシュ3艇が先行。カドからコンマ08のトップスタートを決めた石塚久也が内艇を叩き、6番手スタートとなった藤山は抵抗するも引き波に沈んだ。ただ、石塚も旋回が大きくなり、1マークまくり差しを入れた渡邉がバックで石塚を捕らえる。2艇が並んで迎えた2マーク、内有利に渡邉が先に回って、石塚は全速握るも届かず。そのまま先頭に躍り出た渡邉が1着、2着は石塚、3着には尾上が続いて2連単5-4は4,180円13番人気、3連単5-4-6は1万6890円46番人気で決着した。 渡邉は通算9回目、当地は2回目の優勝。今年はV5として、来年のSGクラシック出場権利が見えてきた。
マクール