”球速150キロ超”元ドラ1投手は今・・・ 地元で営業マン&少年野球チーム監督の二刀流 「佐賀からメジャーリーガーを」
RKB毎日放送
ドラフト1位で指名され華々しくプロ野球入りした男性が、今、出身地で少年野球チームの監督を務めています。 【写真で見る】元ドラ1投手 営業マン&少年野球チーム監督の二刀流 「世界で活躍する選手を育てたい」という高い目標を掲げ、サラリーマンとして働きながら野球の指導に熱を込めています。 ■奮闘する新米営業マン その経歴は・・・ 「こんにちは!」 佐賀県唐津市出身の北方悠誠(ゆうじょう)さん(30)。 佐賀県内を中心に解体工事などを請け負う会社で働いています。 営業マンとしてはややぎこちないものの、かつては、地元の期待を一身に背負う存在でした。 ■150キロ超の速球で甲子園沸かせ ドラ1でベイスターズへ 北方さんは、2011年、唐津商業高校野球部のエースナンバーを背負い佐賀県大会で優勝。 150キロを超える剛速球で甲子園を沸かせ、ドラフト1位で横浜ベイスターズ(当時)に入団しました。 ただ、プロとしては思うような結果が出せず、ホークスと育成契約を結ぶも1年で戦力外通告。 その後は、アメリカのマイナーリーグや国内の独立リーグなどを渡り歩き、2022年に28歳で現役を引退しました。 元プロ野球選手・北方悠誠さん 「もう30歳になるので僕の中ではお腹いっぱいで辞めました」 ■地元に戻り営業マンに もうひとつの顔は・・・ 引退後は地元・佐賀に戻り、解体工事などを請け負う会社で働いています。 井手解体実業 井手隆彦 社長 「一生懸命やってますが、ただ、今まで野球しかやって来てなかったので、今社会に飛び込んで営業してこいと言って、パっとできるものじゃない。一年一年勉強していくところ」 井手解体実業 (元プロ野球選手)北方悠誠さん 「知らない人と話すのが苦手なので、説明するのが難しくて手こずってます」 ■会社が立ち上げた中学生の野球クラブチームで監督に 北方さんは現在、会社が立ち上げた中学生の軟式野球クラブチーム「佐賀IKベースボールクラブ」の監督を務めています。 井手解体実業 井手隆彦 社長 「スポーツで佐賀を元気に、野球で佐賀を元気に。そういうお手伝いができないかと思って中学の野球チームを作った」