「いつも通りのお弁当に、母の手紙」…泣けた 緊張の受験当日、先輩たちはなにを食べた?
大学受験当日。保護者にできる数少ないことの一つが、お弁当(昼食)の準備です。合格した先輩受験生たちは、どんなお弁当を持って行ったのでしょうか。うれしかった中身は? 避けたほうがいいメニューは? 大学生631人へのアンケートからわかったリアルな声を紹介します。 【アンケート】入試当日のお弁当の中身は?先輩たちに聞く
学習管理アプリ「Studyplus」運営会社のスタディプラスの協力のもと、大学生ユーザー634人に、大学受験当日の昼食についてのアンケートを行いました(2023年11月)。 受験当日の昼食については、自宅からお弁当を持参した人が約6割、コンビニで購入した人が約3割で、この2つが大半を占めました。「緊張して食べられなかった」(東京都立大学1年)という人、「おなかがいっぱいになって眠くならないように」(茨城大学4年)とお菓子で済ませた人もいて、普段とは違う環境で、緊張しながら食べる昼食だったことが伝わってきます。 また、遠方からの受験のため、宿泊先から入試会場に向かった受験生は「受験地に前日入りしていたからコンビニで買うしかなかった」(徳島文理大学4年)という人が多いものの、「試験会場付近のコンビニはどのジャンルも売り切れていた」(東北大学経済学部)といった声も。宿泊先や試験会場で購入できたケースもあるようですが、どちらにせよ早めに準備するのがよさそうです。
人気は「おにぎり」と「お菓子」
どんなお弁当を持って行った人が多いのでしょうかという質問では、おにぎりとお弁当だった人が大多数です。ただし、お弁当といっても「おかず+おにぎり」という組み合わせだった人も多いことから、実際はおにぎりが圧倒的に人気のようです。 おにぎりについては、「休憩時間にパッと食べられて、余った時間で気持ちを整えたり、トイレに行ったり、準備をしっかりできた」(金沢大学生命理工学類4年)、「食べる量を自分で調整できるように、小さなおにぎりを入れてくれた」(千葉大学文学部1年)、「1個ずつ食べたいタイミングで食べられたのがよかった」(大阪公立大学1年)というコメントが多く、その食べやすさに票が集まったといえるでしょう。 なお、おにぎりとお弁当に次いで多かったのがお菓子です。「好きなおやつを持って行くことでリラックスできた」(京都女子大学4年)、「脳の疲労回復用」(京都府立医科大学医学部1年)、「科目の合間の短い休憩時間でも、糖分を補給できる」(学習院大学文学部3年)などと、甘いものや好きなお菓子を、リラックスやリフレッシュのために持参していた声が目立ちました。 さらに、家から持参した人の中には、お弁当と一緒に、温かいみそ汁やスープを持参した人も。「寒い会場でも温かいスープで午後からも頑張ろうと思えた」(大阪教育大学教育学部2年)、「みそ汁の温かみで緊張がほぐれた」(神戸大学国際人間科学部1年)と温かい食べ物は、気持ちを落ち着かせてくれる良さがあるようです。