「これ言ったら敵が増えるかも(笑)」高知競輪の極意!四国の競輪レーサー・阿竹智史が語る/全プロ記念競輪
高知競輪場の「全プロ記念競輪(F2)」が25日に開幕。高知バンクを得意とする阿竹智史(42歳・徳島=90期)にバンクの特性を聞いてみた。
ーー阿竹選手は高知は得意って言ってましたね。
阿竹:昔はドル箱って言いよったね(笑)。若い時はですよ。自分でやってた時はやりやすかった。先行したらバックに大きなモニターがあるんですよ。それを見ながらペースで踏んで、相手が来たら併せるみたいに。サイクリングできてました(笑)。今は人の後ろが多いからどこも一緒。
ーー仕掛けやすいポイントってあるんですか?
阿竹:みんな500だから長いと思って踏みたくないんですよ。赤板の3コーナーくらいで緩まることが多い。そこで叩き切るって感じ。捲りは3コーナーまでに捲り切るか、我慢して捲り追込みやね。
ーーファン目線だと、どんな選手を狙ったらいいんでしょうか?
阿竹:選手の俺が言ったら、上に怒られそう(笑)。選手目線で言うと地脚でペースで踏める選手は逃げ残れる。あとは500やけん直線が長いと思って、外踏む選手が届くと思うでしょ? それが伸びん。内なんですよ。こんなんバラしたら敵、増やしますね(笑)。まぁファンも選手も人それぞれ。得意・不得意あるでしょ。 勝ち上がりは特殊だが、G1級の選手が腕試しと本気で走るレースは迫力満点。足を運べるファンは是非、バンクに来てそのスピードを体感して欲しい。(アオケイ・梅田記者)