石岡一 甲子園に出発 大舞台での活躍誓う /茨城
<第91回センバツ> 23日開幕の第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に21世紀枠で初出場する石岡一の選手らが18日、地元の石岡市を出発した。地元住民らの激励を受けた選手たちは大舞台での活躍を誓った。 この日はJR石岡駅に隣接した石岡ステーションパーク(同市国府1)で出発式があった。同市の今泉文彦市長が「のびのびとした普段通りのプレーを甲子園でしてほしい」とエールを送り、同校OGで歌手の山本恵莉子さん(25)がオリジナルの野球部応援ソング「そして未来へ」を熱唱して選手を後押しした。 川井政平監督(44)は「甲子園では市民の皆さんに元気と感動を与えられるようなプレーを精いっぱいしてきたい」とあいさつ。酒井淳志主将(2年)は「地域の皆さんの支えを力に変えて、全員野球で(勝って)校歌を歌えるように頑張ってきます」と意気込みを語った。 野球部には同市内の少年野球チームの児童や市民らが作った千羽鶴などが贈呈された。集まった卒業生や選手の保護者らが「がんばれ!石岡一高野球部」などと書かれた旗を振りながら、「勝利を目指して頑張れ」「甲子園楽しんで」と声援を送った。 選手らが乗車する電車が上りホームに近づく直前には、「経験したことがないような緊張が待っていると思いますが、周りを見渡せば共に頑張ってきた仲間がいます。その仲間たちと夢の舞台で大好きな野球を目いっぱい頑張ってきてください」と駅員による応援メッセージ入り構内アナウンスが流れた。 石岡一は25日の1回戦第2試合(午前11時半開始予定)で盛岡大付(岩手)と対戦する。【川崎健】