岡山県警井原署高屋駐在所放火 女に懲役2年判決 岡山地裁「大胆かつ危険性高い犯行」
昨年12月、岡山県警井原署高屋駐在所(井原市高屋町)に放火したなどとして非現住建造物等放火、窃盗罪などに問われた自営業の女(46)=広島県福山市=に岡山地裁は28日、懲役2年(求刑懲役5年6月)の判決を言い渡した。 判決理由で村川主和裁判長は「大胆かつ危険性の高い犯行で、強い非難に値する」と指摘。弁護側は被害者側との示談が成立しているなどとして執行猶予付き判決を求めていたが「財産的損害も生じ、執行猶予となる軽いものではない」と退けた。 判決では昨年12月23日夕~24日未明の間、商業施設でチーズなど5点を盗んだ上、駐在所の公用オートバイ周辺に灯油をまいて火を付け、駐在所窓枠も焼いたなどとされる。