イングランド「前代未聞」の選手大量離脱、原因はトゥヘル1月就任?「現監督がいないのはわかっていること」
イングランド代表の選手大量離脱について、イギリス『テレグラフ』が原因を分析している。 UEFAネーションズリーグ2024-2025 組み合わせ・試合日程・結果・順位表・放送予定 11月のインターナショナルウィークでは、UEFAネーションズリーグ・リーグBを戦うイングランド代表。グループ2で2位につける中、14日にはギリシャ戦、17日にはアイルランド戦を控えている。しかし、この活動を前に選手が大量に離脱。ブカヨ・サカ(アーセナル)やコール・パーマー(チェルシー)、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、トレント・アレクサンダー=アーノルド(リヴァプール)など、合計8選手が離脱することとなった。 代わりに初招集となるモーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ)などが合流することになったが、『テレグラフ』は「前代未聞」の選手大量離脱の原因を分析。トーマス・トゥヘル新監督が1月から指揮を執ることが理由にあると指摘している。 イングランド代表は先日、1月1日からトゥヘル監督が指揮を執ることを発表済み。11月の活動は、リー・カーズリー暫定監督で戦う最後の試合をとなる。そして今回の選手大量離脱について、プレミアリーグの複数クラブは正式監督の就任が遅れたことが原因だと考えているようだ。情報筋は以下のように語ったという。 「トゥヘルがこの試合を指揮していたら、少なくとも半数の選手がまだ残っていただろう。選手たちが負傷や問題を抱えていないわけではないが、このブレイク後に現監督がチームにいないことをわかっているし、リスクを冒すつもりもない」 「選手たちは肉体的にも精神的にも疲弊している。多くの選手やクラブは、短期間に詰め込まれた数多くの試合の前に、これが唯一の休息の機会だと考えている。ギリシャ戦後、さらに辞退する者が増えてもおかしくはない」 なおFA(イングランドサッカー協会)は、トゥヘル監督が1月から指揮を執ることについて「2026年ワールドカップに集中できるように」と判断しているようだ。