<アグレッシブ・’21センバツ東海大甲府>第3部 選手紹介/8 /山梨
◇声を出しチーム鼓舞 宮本泰成遊撃手(2年) 「まだ終わったわけじゃない。切り替えよう」「頑張っていこう」。試合中は積極的に声を出すことを心掛けている。「チームの雰囲気を大切にしたい」というのが理由だ。 昨年の秋季県大会は3試合に出場したが、関東大会で出番はなかった。「守備が課題。球際の捕球が甘かった」と反省点を挙げる。 この冬は壁に当てたボールを捕球する「壁当て」で壁の前に物を置き、不規則に飛ぶボールを取る練習を繰り返してきた。「難しい球でも粘り強さを発揮して捕りたい」と意気込みを見せる。 ◇「借りを返す」一打を 野田彪雅(ひょうが)右翼手(2年) 昨年の秋季大会は5試合で12打数4安打と当たっていたが、「フォームが定まらず、打ち損じが多かった」と悔いを残した。 コーチの助言を受け、投球動作の前に左足を上げる間の取り方を採り入れたり、スイングの軌道を見直したりし、新たなフォームにたどり着いた。「ボールが捉えやすくなった」と手応えを感じ、練習試合で2本の本塁打が飛び出した。 センバツ初戦は東海大相模。関東大会で対戦した際は無安打に終わっており、「あの時の借りを返すような一打を放ちたい」と話す。