【山形】7月の大雨で多数の土砂災害 酒田の荒瀬川流域検証
7月の大雨で多数の土砂災害が発生した酒田市の荒瀬川流域について、有識者らがその要因を検証する会議が開かれました 酒田市の荒瀬川流域では、7月の記録的大雨によって20カ所程度で土砂崩れなどの山地災害が確認されています。 今回の被害を調査し、今後の対策に生かそうと検証委員会が設置され、地質や森林など各分野に詳しい有識者4人が参加しました。 きょうは酒田市大沢地区の北青沢と大蕨の2カ所を視察し、被害状況を調査しました。 【本山功委員】「岩石の種類と地質構造がこういった崩壊みたいなことを助長した可能性は考えられる。(今後)そのあたりの地質の特徴を調べる必要があるかなと」 そして、検証を進める上で今後必要な調査や課題について整理しました。 【林田光祐委員】「(今回の被害箇所で)以前崩れた過去があるかもしれないので、そこはぜひ調べてもらったらどうかなと」 検証委員会では、11月以降本格的な調査を進め、今年度中に検証結果をとりまとめる予定です。