映画『室町無頼』2025年1月公開へ “蓮田兵衛”大泉洋、長尾謙杜ら率いて立ち上がる【あらすじ&役どころあり】
映画『室町無頼』(2025年1月17日公開)の製作発表会見が11日、都内で行われ、俳優の大泉洋(50)、長尾謙杜(なにわ男子、21)、松本若菜(39)、北村一輝(54)、柄本明(75)、堤真一(59)が出席。役どころやストーリーが発表された。 【集合】『室町無頼』映画化!キリッとそろった大泉洋&長尾謙杜ら 原作は、垣根涼介氏の『室町無頼』(新潮文庫)。自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いたアクション・エンタテインメントを描く。 舞台は、1461年応仁の乱前夜の京(みやこ)。大飢饉と疫病が同時にこの国を襲った。加茂川にはたった2ヶ月で八万を超える死体が積まれ、人身売買、奴隷労働が横行する中世の暗黒時代。しかし、時の権力者・名和好臣(北村)は無能で享楽の日々を過ごすばかり。貨幣経済が進み、富める者はより一層富み、かつてない格差社会となっていた。 蓮田兵衛(大泉)は、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぐ自由人。しかし、ひそかに倒幕と世直しを画策する無頼漢。京とその周辺の悲惨な状況と窮民を見た兵衛は、立ち上がる時を狙っていた。 ー方、才蔵(長尾)はすさまじい武術の才能を秘めながらも天涯孤独で夢も希望もない日々を送っていた。兵衛に見出され、鍛えられ、彼の手下となる。やがて、決死の修行を生き延びた才蔵の武器となるのは、“六尺棒”。修行を終えた時、超人的な棒術を身につけた才蔵の前に敵はない。 兵衛は、才蔵だけでなく、抜刀(後の居合)術の達人、槍使い、棒の怪力男、洋弓の朝鮮娘ら、個性たっぷりのアウトローたちを束ねる。ついに巨大な権力に向けて空前の大暴動を仕掛ける。行く手を阻むのは、兵衛のかつての悪友・骨皮道賢(堤真一)率いる幕府軍。“髑髏の刀”を手に一党を動かす道賢を前に、兵衛は命を賭けた戦いに挑む。 松本は、かつては道賢、いまは兵衛の思い人で2人の間を取り持つ高級遊女・芳王子、柄本は、一見ヨボヨボだが、棒術の達人で兵衛と道賢の師匠・唐崎の老人を演じる。 会見には、監督と脚本を務めた入江悠氏も出席した。