女子センバツは神戸弘陵が連覇 東海大静岡翔洋に圧勝で4度目頂点
◆第25回記念全国高校女子硬式野球選抜大会 ▽決勝 神戸弘陵9―1東海大静岡翔洋(7日・東京ドーム) 女子高校野球の全国選抜大会決勝が7日、東京ドームで行われ、神戸弘陵(兵庫)が9―1で東海大静岡翔洋(静岡)を下し2年連続4回目の優勝を決めた。 初回、1死満塁から山田佳穂(2年)の走者一掃中越え適時三塁打と飯嶋弥沙音(3年)のスクイズで4点。5回にも主将・田垣朔來羽(3年)の適時三塁打、山田の2点適時打などで5点を加えた。ヒロインインタビューで田垣は「自分たちの代で勝てて、昨年よりうれしい」と喜びを口にした。 昨年8月、決勝が甲子園で行われた全国選手権を制して、前年秋からユース大会、選抜、選手権の女子野球全国大会3冠を史上初めて達成。しかしスタメンに4人残った新チームで臨んだ直後のユース大会では、準々決勝で延長サヨナラ負けを喫した。「やはり守備。昨年より打つチームだが、打線は水もの」という石原康司監督(64)の方針のもと、和歌山大硬式野球部の練習メニューを使って守備力を強化。高速スライダーを習得し勝負強くなったというこの日先発のエース・伊藤まこと(3年)の好投もあって、初戦からの5試合を2失策1失点と圧倒した。 2000年に8チームで始まった同大会は、25回を迎え史上最多54の高校と合同チームが参加。この日の決勝は昨年に続き秋篠宮家の佳子さまが観戦された。
報知新聞社